「クリスマス前の祈り」 06.12.17
テサロニケ一 3:11〜13
クリスマスだから考えよう。
たくさんたくさんたくさん
悲しんでいる人のこと。
それから少し考えよう。
どうしてどうしてどうして
悲しいことがあるのだろう。
クリスマスだから考える。
悲しんでいる人のこと。 (阪田寛夫)
クリスマスには、いつも以上に愛する心を与えられます。
イエスさまの誕生なさったクリスマスに込められている、
神さまの愛を深く思い起こすからです。
イエスさまの誕生は、神さまの私たちに対する深い愛を
抜きにしては起こりません。罪ゆえに滅びるしかない人間の
罪を赦し、ご自分のところに迎え入れるためにイエスさまを
この世に送られました。人の罪を償うために十字架にかからせる
ために、イエスさまが誕生なさいました。罪ゆえに滅びるしかない。
しかしどうしても救いたい。独り子を十字架につけてでも、罪を
償い救いたい(ヨハネ福音書3:16、ヨハネの手紙一4:9など)。
クリスマスのたびに、そんな神さまの深い愛を思い起こします。
その愛によって、私たちのかたくなな心は柔らかにされます。
神さまに愛されていることを私たちが味わう時に、神さまは
私たちの内に互いに愛し合う心を生み出してくださいます。
アドベントの季節は、イエスさまの再臨を考える季節でも
あります。 イエスさまは、マタイ福音書でアドベントのすごし方を
教えてくださいました。
再臨に備えて目を覚まし(24:42〜44)、自分に与えられている
賜物を用い(25:14〜30)、小さなものを愛する(25:31〜40)ことです。
私たちは、主がおっしゃったことを思い起こし、「主が、お互いの
愛とすべての人への愛とで、豊かに満ち溢れさせてくださいます
ように(11節)」と祈りつつ過ごします。
そこで、悲しんでいる人のことを考える心が与えられるでしょう。